古代ギリシャのタソス島・ワイン造り見学
美しいエーゲ海に面したタソス島。飛行機で行くと日本から40時間以上もかかるとても遠い所にあり、美しい島です。
タソス島のワインは、ギリシアで最高水準の品質でした。古代ワインを入れたツボは、アテナイだけでなく、遠いエジプトでも発掘されているそうです。
さぞ美味だったんだろうなあ。
私達が飲んでも美味しいのかなあ。
古代ギリシアで愛されているタソスのワイン。その人気のせいで粗悪品や偽造品が出回るほどでした。
今回はそんな美味しいワインがどうやって出来上がるのか。見学していきま~す。
出迎えてくれたのは
タソス島に行ってみると、マルコスおじさんが出迎えてくれました。下の写真を見て下さい。カサンドラさんの隣にいる金色のネックレスをかけた男の人です。
↑2人とも何故か無表情。カメラ目線さえくれない。
写真撮ってるんだから、もっと笑って。
マルコスおじさん、目がうつろだね。大丈夫?
主人公カサンドラさんの幼少期の面倒をみてくれたマルコスおじさん。
このおじさんは、ちょっと人使いの荒いところがあります。面倒を押し付けてくる一面も。マルコスさんがブドウ農園を始めた時も、カサンドラさんはトラブルに巻き込まれてしまいました。
そんなマルコスさんの経営するブドウ農園を見学していきたいと思います。
ブドウの収穫を見学しよう
丘には、ブドウが何列にも並べられて植えられていました。この辺りはほとんどブドウ畑で埋め尽くされていました。
島の人達がブドウを集めていましたよ。屈まないと収穫できないので大変そうでした。
↑一粒一粒丁寧に収穫しています。
全部手作業で大変そうだねえ。
ツボも重たそう。しかも片手持ちで凄いね。
でも、後ろの景色が素晴らしいですよね。山や海が一望できます。ちなみに、収穫の時には音楽が流れるので祭りのように賑やかだそうです。
ブドウの乾燥
収穫したら、ブドウを乾燥させないといけません。ワインの甘味を高めるためです。
ポカポカの太陽の下で、ゴザを敷いた地面にブドウを並べて乾燥させます。
夜になると、今度は露から守るために覆いを被せておきます。
↑近くで名古屋コーチンのような鶏が放し飼いにされていました。ブドウのつまみ食いしないのかな。
圧搾しよう
乾燥させたら、ブドウの果汁を出す工程です。
一般的な方法は人の足でフミフミする。ブドウを踏みつぶします。
↑ブドウが入った大きな踏み桶は、レノスというそうです。
↑膝をしっかり上げてフミフミしないといけないので、なかなか大変そうです。
フミフミ大変そうだなあ。
その前に足洗った?
洗ってなかった。
カサンドラさんは金色のブーツを脱ぐことが出来なかったので、圧搾体験に参加することが出来ませんでした。とても残念。
気を取り直し次のページから、ワインの発酵を見学です。