アサクリシリーズ

カサンドラさんと知る・青銅職人の熱意!

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なおゴン
なおゴン

アルゴリス北西にあるアルゴスの都にやって参りました。

アルゴスでは治金産業が活発です。紀元前8世紀から、長い衣服の留め針や大釜、頑丈な鎧を生産することで有名でした。

しかしそれだけではありませんヨ。

アルゴスの金属職人は青銅彫刻を作る創造性も合わせ持っていたのです。

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青銅は青くない!

アルゴスの都にやって来たカサンドラさん。オリーブの木と青銅像の前で記念撮影です。

なおゴン
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青銅像なのに、青くないんだなあ。

青銅は、銅を主成分としてスズを混ぜた合金です。なので、色は添加物の量によって様々です。

スズの量が少なければ10円玉のような色になるし、逆に多ければ黄色っぽくなります。さらにある一定以上スズを加えると白銀色になります。

大気中で徐々に酸化されていくので、年月を経た青銅像はくすんだ青緑色になるそうです。

青銅造り見学

中にお邪魔すると、沢山大きなツボが置いてありました。溶鉱炉のようです。

青銅を溶かすには大量の燃料が必要です。燃料には木から作られた炭が使われていました。

青銅を溶かす温度はなんと950℃!

なおゴン
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近くにいる人、熱いよね!?

溶鉱炉の保護のため、内側は粘土で内部が覆われていたと考えられています。

↑青銅をこぼしてしまったのか、慌てている職人さんが。アゴラの市場でもツボを割ったおっちょこちょいの人を見かけました。

色々なパーツに分けられていますね~。これは記述によると、恐らく中空ロストワックス製法で作られているのだと思います。

中空ロストワックス製法
  1. 蝋で作った彫像の模型を用意する
  2. 模型を覆ってを作る
  3. その型に青銅を流し込むと出来上がり!

↑空気を送っている職人さん。なぜ空気を送っているのかは不明。

なおゴン
なおゴン

冷やしているのかなあ?

青銅像は高価!

出来上がった青銅像は凄く立派ですね。これを昔のギリシア人が造ったのだから本当にビックリします。

造るのが大変なだけあって、青銅像はとても高価です。紀元前4世紀では小さい青銅像でも150~200ドラクマかかったと言われています。

富裕層は青銅像を買う余裕がありましたが、余裕のない人の場合、聖域に巡礼に行く時は粘土で出来たツボ小像を捧げました。

今回はこれで終わりです。青銅造りの大変さがわかって勉強になりました。

最後まで見て下さりありがとうございました。

また、見に来てください( ̄▽ ̄)ノシ

おわり

引用

青銅

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